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未だ見ぬ書の姿

一瞬にして書かれた文字だが、一瞬にして書かれた線ではない。

油絵のように何度も重ねた線ではないが、何重にも重なっていて、

30センチ四方の紙の中に、100メートルのまっすぐな一本の線がある。

まーるい◯が、鋭い□に見えてきて

真っ黒に塗りつぶした紙が真っ白に見える。

言葉の意味はわからないが、その作品をずっと見ていたくなって、

何も考えないのに涙が出てくる。

悲しいのか、嬉しいのかもわからず。

そんな書に私は出会ったことがまだない。

古典の中にあるのか、僕の中にあるのか、

この先出会えるのかもわからない。

自分の中にある何かを取り出せたなら、それを作ることが出来るのか。

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