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書を買う

秋晴れの休日、ふらっと出向いた大江戸骨董市。

過しやすい気候だからか、国際フォーラムの会場はいつもよりに賑わっていた。

ここのいくつかの出店では、書を扱っている。

その中に色紙と短冊が山積みになって売られている店があった。

昼休みを取っていた店主がカレーライスを食べながら店番をしている。

書は人気がないのか、暇そうだ。
「見せて下さい」と一声掛けて、山積みの作品を見せてもらった。

その中に、一つに引き寄せられた。

 

 

 

山高水深器量難測中有光明如日如月

(山高く水深くして、器量測り難し、中に光明ありて、日の如く月の如し)

写真 2014-09-24 15 40 30

 

寺西易堂という方の87歳の作。

この書を手元に置いておきたいと思った。

87歳の寺西易堂と対話したような気がした。

この作品を買った。

店主と話が弾む。

胸の高鳴りを伝えると、店主はこう言った。

 

「書は諸にその人物の性質がでる。

上手いか下手ではない。人を引きつけるには普段から修行しなければならない。」

 

的を得ていたと思う。

 

思えば、今回のような理由で書を買ったのは、私にとってはじめてのことだった。

字を通して、ことばを通して、その人と対話をする。

手元にその書をおいて、自分の糧とする。

 

字を書く人間として、今回は書のあり方を見直すことが出来た一日だった。

 

 

 

 

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